もしも朝の目覚めがなかったら?



春うらら。
草木も芽を出し、土筆も顔を出し始めました。
変化を教えてくれる梅も綺麗にあちらこちらで開花しています。


一日、一日朝がきて微睡の時間を過ごしてむっくり起き上がる。
当たり前の事ですが日々の小さな哲学がここに隠れています。
それも無意識にやり過ごしてしまっていて。


もっともっと大きな視点で観てみると
全宇宙から見ると世界がうなり声をあげて目覚め、氷が割れ
土のなかで眠っていた者たちが動き出して産声をあげています。


そうした全宇宙のリズムを採りいれて、世界の光が再び
戻ってきたことを荘厳に讃えるのです。


でも私たちは私たちなりに(本当に私たちなりに!)小さくとも
目覚めるという行為によって、一年ごとに繰り返される宇宙の死と再生を
一日ごとに繰り返しているわけなんですね。


シェイクスピアは
「眠りはたんに死に似ているのではなく、死の複製、あるいは少なくともスパイである。」
だから敬意と畏怖をもって扱ったほうがいい、と。


平易な言葉にすると寝ることは「生と死」の関係の縮図。
眠ることは死ぬことに似ており、目覚めることは誕生あるいは復活に似ている。
この行為において、意識と存在がじかに出会う。


目覚めているのが勤勉であるということは眠ることや怠けることよりも
格上に見られているような風潮があるようだけれど
睡眠をとらずに、確保もせずに起きつづけて何を私たちは
待っているのでしょうか??


今一度、そこを意識化してみると
働き方、暮らし方の新しい切り口が見えてくるかもしれませんね。


参考図書:ソクラテスと朝食を〜日常生活を哲学する

光


一千一秒物語〜五感で遊ぼう

 「すべての存在者は無から生じる」
一人ひとりが一千一秒を創っていったら??

あなたの「街」を五感で遊んでみてくださいね。


☆☆☆☆
 
赤い太陽が砂から昇って、砂の中へ赤く沈む。

風が砂の小山を造っては、またそれを平らかにしてすぎ去る。

来る日来る日の風は世界の果てから運んできた多くのことを
ささやくが、それは人間には判らぬ言葉である。

そこには死んだような寂漠莫が君臨している。

バグルクンドの街はこんなところにあった。

神々の都をまねて造られた市街は、くもの巣形に
宮殿をかこんだ正六角形の道路から成って
敷石は純白の大理石であった。

辻々には紅い夾竹桃(きょうちくとう)の花と大小の神像とに
ふちどられた水盆が設けられ、噴水の虹の下を
群商の群れがかれらの夢見がちな瞳をかなたにこなたに
注ぎながら通り抜ける。

毛皮や宝石細工や香料を商う店の前を、紗をまとうた女が
水かめを肩に載せて過ぎてゆくと、広小路の向こうから
羽うちわや日傘に飾られた乗物が静々とやってくる。

砂のはてに落ちる太陽が街じゅうを燃え立つ紅に染めて
紫色の夜の帷がおおいかかってくると、家々の窓からは
オレンジ色の街燈がこぼれ、夾竹桃の梢と水盆に映じる。

その周囲につどい寄った人々は、飲み物と音楽と
歌とカードに半夜すぎるまで笑いさざめく・・・。

☆☆☆☆

年の瀬のちょっとした遊びで・し・た ♪♪

参考文献:「一千一秒物語

アジア

人体をより良くせよ〜どこから始まるクリエイティビティ???

「人体をより良くせよ」

こんな問いを投げかけられたらあなたはどうしますか?

自由にどうぞと、目の前に紙とペンがあります。
さて、どうしましょう??

「私は腕がもう2組ほしいです。そうすればもっと早くものを
使えるし、もっとうまく触れるようになります。
前に2本、脇に2本ほしいです。それから両方の手に
もう5本ずつほしいです。」

えっ???
こんな画が出来上がったら???

これは心理学者エドワード・デ・ボノが幼年期の
子供たちのファンタジアを調べる実験を行ったときに
出てきた9歳の女の子の回答です。

想像すると笑ってしまう!

大人であれば病気をしないため、健康になるため、高齢化に関すること
などより現実的な回答を出してしまうかもしれませんね。

「どうすればクリエイティブな人間になれますかね?」
こんな質問も受けたことがありました。
「うーん、当たり前を切って、足して、減らして・・・」

その「当たり前」の概念から抜け出せないのですよね。

そもそもクリエイティブと言っているのは何なのか?

「ファンタジア」
「発明」
「創造力」
「デザイン」
「想像力」

この5つの要素が関係しているようです。

何より自由な能力がファンタジア。
実現できるか、機能面はどうだろう?と考えなくてよし。
9歳の女の子はまさにこの要素を遊んでいたわけです。

発明はファンタジアの技術、認識している事柄同志がもつ関係を
利用すること。そして実用性に向けて走らせること。

ファンタジアと発明の両方を多面的な方法で活用するのが創造力。

その創造力を内包するのがデザイン。
ファンタジアのように自由、そして発明のごとく精密。

そして、最後にそれをすべて集約させて視覚化させるのが想像力。

もちろん、この要素の前には外界世界に触れ、記憶を重ねるというステップがあります。
ともすれば、いかにその人が築いた関係に何かしらが比例されてるはずです。

もしも、極めて限定的な文化にいれば、ファンタジアのスタート時点には
立てないかもしれません。
いまある手段、すでに知っている手段を常に利用することになりますね。

その文化とはファンタジア、発明、創造力を繰り返すことで年輪が出来上がる。
そして技術面、芸術面が加わって伝統という箱に蓄積される。
その箱をボロボロにしたくなれければ常に新しい集合体を取り込むことがいいのか。

初めの一歩を踏むためのファンタジアは
逆転させたり、相反するものを入れたり、あべこべを楽しむ。
思い切って何かを交換させたり、機能面をあえて抜いてみたり。
創ろう!と意気込む前にちょっと考える時間を設けても。

学校の教育現場や組織、地域社会の中で人が育つというのは
素朴、シンプル、自由でいいのかもしれませんね。

どこから始めましょう??

参考文献:「ファンタジア

 


Cool!!

 「Cool!!」って思うときはどんなとき??どんなものに触れたとき??

カッコイイ老若男女が増えてきたように思えます。
なにが琴線に触れてそう感じるのでしょうか。

自分をよく知っている人。
自分の居場所をよくわかっている人。
自分にきちんと納得している人。
無駄な動きがない人。
自分看板を持っている人。

他にも沢山あるはず。

最近ではリユースという概念が定着してきました。
古着、中古品、中古車、中古物件。

勿論、環境に配慮した生活にはこの考えは絶対的に必要。
ただ、それだけではない何かがあるのかもしれません。

もしかして・・・One and Onlyを求めているからかもしれませんね。
「唯一これしかない」というフィット感に。
自分のモノにするという気持ちから。
カスタマイズして自分色に染めて。

「唯一これしかない」はブランドでは出せません。
時代によって左右されるものであれば尚のことです。

カフェが巷に増えたのもその延長線のこと。
あえて椅子や机も皆違う種類の、そして座り心地の良い椅子を選んで。

自分仕様にカスタマイズされた空間にくつろぎを覚えて
お気に入りのカフェを決めている人もいるのではないでしょうか。

そんなカフェの特徴としてはまさにOne and Onlyを真っ直ぐ向っています。
「これ誰?」というアーティストのデザインのものや作品が展示されています。
でも、それがいいのですよね。

有名な著名な・・・なんてものはそんな空間には居心地が悪くてわるくて。

私達がOne and Onlyと叫ぶよりももっと先に行っている
現実空間やモノ創りがしっかりと根づいてきているようにも感じます。

 「Cool!!」そんな高揚な気分にさせてくれるのは
オリジナリティーが軸としてあるはずです。

それは・・・

「こだわり」
「尊敬」
「信頼」
「安心」
「再生」
「納得」

なんていうふさふさの緑の葉っぱたちが何百年という木々を
大きくしてくれる栄養素なのかもしれません。

 「Cool!!」
外に出て探してみよう!!

てんとう虫

海の世界と野の世界

 先日久々に都内のホテルのラウンジで商談終了と思われる
ビジネスマンらしき複数の男性たちが握手を交わしていました。


もっと日本人は握手をしてもいいのではないでしょうか。
日本はもともと「ハグ文化」は薄く、初対面でそれを
行おうとすると何かしらの戸惑いが巻き起こるのが一般的。


握手をするということは「融合」の始めの一歩?ではないでしょうか?


では握手をしてこなったのか?
そんなことはありませんね。
始めの一歩からが複雑に入り組んでいて・・・。


歴史を遡れば文化には必ず「融合」というフェーズが
必ず現れてきています。


例えばインドネシアも然りです。


もともと土着している基層文化。
その上にさまざまな形で重層的に積み重なり受容され。
それが地域に拡散し、複雑で多様な文化変容を起していく
といったこんな一連の流れが見えてきます。


Adama datang dari laut
〜文化は海からやってくる〜
ジャワ人は昔からこのように文化を表現してきたようです。


この言葉からも感じ取れますが
多種多様な民族で形成されている中で
バティックという民族文化に関わる分野においても
「融合」を図らなければいけないフェーズを向かえていたようです。


大きく2つ。
「海の世界」と「野の世界」。


海は外国文化、野は伝統文化、古典を意味しています。
身分制度の有り無し、価値基準が明確か否か
タブーとしている領域が広域なのか否か
どちらが天でどちらが地なのか。


ではバティックの世界は今でも分断し続けているのか?
そんなことはありません。


いかに「野の世界」に「海の世界」を乗せるか。
いかに元来の意味を消さずに
伝統を薄めて一つにしていくのか。


王宮はその天と地を繋ぐ「木」の役割の立役者を
2つの世界に放って、融合の道に誘ったそうです。


その立役者の中の1人の女性、ジャワ島の才女と言われている
カルティニが放った言葉は


「サヤ(私)の発見をしなければ文化は築かれない」


あなたの将来は?
あなたは何をしたいの? 
と、自我に目覚めることが大切だと。


文化を築くのは一人ひとりなんだよと。


今、自分は「野の世界」にいますか?「海の世界」?
それとも繋ぐ「木」なのかな?


かたかたカタカタ型片〜論理×擬音であそぼ

論理的×擬音であそぼ。

バス。
後部デッキ。ずーん。
バスの後部デッキ。これは場所である。 

昼の十二時。
頃。 きんこんかんこん。
昼の十二時頃。これは時間である。

乗客。
争い。がしゃぐしゃ。
乗客どうしの争い。これはできごとである。

若い男。
帽子。ひょろ長い首。 しゅるしゅる。
編んだ紐を巻きつけた帽子をかぶった若い男。
これは主人公である。

人。
ある人。ずば。
ある人。これは副主人公である。

わたし。
わたし。すわ。
わたし。これは第三の人物、語り手である。

台詞。
台詞。ぺらぺらぺら。
台詞。すなわち言われたことばである。

あいている座席。
ふさがっている座席。ふ〜。
あいている座席が、後にふさがる。これはすなわち結果である。
サン=ラザール駅。

一時間後。はらはらはら。
連れの男。
ボタン。
聞こえてきた別の台詞。これが結論である。

論理的結論。すぅ。


「意味」「文字」「音」、言葉の三要素。
論理的×擬音で遊んでみました。
Have Fun??

参考文献:「文体練習」レイモン・クノーより

辞書


ゆく卯くる辰 2012年

 年賀2011

有為転変を読み取れる感性を磨くには?

「絆」 

それは過日12月12日に京都の清水寺で発表された2011年を表す漢字一文字です。
この選ばれた一文字を見て皆さん直ぐに納得されたのではないでしょうか。



東日本大震災などの災害により、家族や友人との絆、助け合う人同士の繋がりなど
この漢字からも本当に考えさせられる年でした。

振り返ると本当に世の中のこと、すべてが絶えず変化して
同じところに留まることが無かったようにも感じました。

全速力で走って少し息切れしていませんか?

ただこの変化、不要・不用なものだけでなく、本当に必要なもの、大切なものを
より明確にしてくれているフェーズでもあるかと思います。

自分を取り巻く環境すべてがぐるぐる、するするという音を
たてて自動的に動く万華鏡のようです。

万華鏡はほんの小さな角度でガラリと世界が変わります。
そうです、変化を見逃してはいけないということです。

先日、宮城県石巻市に学校、児童支援のため3日間滞在していました。

仙台市とは違い、まだまだハード、ソフト面で支援が必要であることは変わりません。
8月に同地入りをしたメンバーから町並みが何も変わっていないという悲痛な声も聞きました。

沢山の団体、組織が継続して現地の支援を勢力的に行っています。

この点の支援を線、面に支援の輪をどんどん広げていく
フェーズなのではないかと感じました。

ただ、現地の方の中でも支援に対して懐疑的な考えが
あることも実はあるという現実も垣間見えます。

これは自律・自立の妨げになる支援にならないか?
支援をする側・支援をされる側という線引きがいつまでも消えないのはなぜ?
現地の方々が本当に欲しいものはこういうこと?

こう感じるのも変化が何かしら目に見えるから。
目の前で何が起こっているのかとしっかり目だけではなく身体と心でも
察知しなければいけません。

平易に言えば「ニーズは何か?」を探る感性が必要となってきます。
間違っても、自分が出来る事、やりたい事を繰り広げる場では
無い事を認識しなければいけません。

これは被災地だけなく他の場でも起きていますね。

相手は何を欲しがっている?
それに応えることができたときに本当の「貢献」という文字が
ついてくるように感じた2011年でした。

2012年、沢山の問題を抱えて迎えようとしています。

皆さんの年始のお願いごとはなんでしょうか。
具体的な変化のイメージを持つこと、今から準備していきませんか?


江戸しぐさはコミュニティ創造術!? 〜 十当(とあたり)から学ぶ多様性

 十当(とあたり)という言葉をご存知ですか?

江戸には十人十色、出身地によってそれぞれの歴史観が違うことを意味する
言葉でもあり、江戸時代の歴史の色を表す言葉でもあります。

当時の江戸は武家屋敷社寺仏閣がなんと86%を占め
そこへ武士が50万人住み、残りの14%に土地の町方50万人が
肩を寄せながら暮らしていたそうです。

その小さなコミュニティの中で毎日の生活の工夫やルールを
持つことで、多様性の坩堝であった地域内での生き方を言語化させたのが
「江戸しぐさ」だったのです。

では江戸しぐさって??
一言で言うと「口承文化」だそうです。
親から子へ繰りかえり、くり返し伝えられてゆくもの。

1.約束は守る
  子供の頃によく耳にした「・・・嘘ついたら針千本飲ます・・・」
  で終わらずに「死んだら御免・・・」と続くのが江戸らしい。

2.見て解かることは言わない
  これは野暮なことを・・・という事ですね。

3.結界覚え
  「餅は餅屋」というように他人の領分を侵さない。
  相手を立てて謙虚にふるまう、これが江戸っ子らしい。

4.人のしぐさを見て決めよ
  30分も話せば分かる。お里が知れる。
  「親の顔がみたい・・・」なんて言葉も繋がっていたりして。

5.尊異論
  多数決で決めない、少数派の意見が正しいと思えば
  江戸商人は首を縦に振っていたようです。

6.ものの言い方
  相手をたてながら自分を謙虚にふるまう。

7.傘かしげ
  今、これをやってくれる人本当に少ない・・・
  雨の日、狭い道ですれ違うときにお互いの傘を
  八の字に傾けて傘がぶつからないようにするしぐさ

8.うかつあやまり
  あやまり上手ですね〜。
  踏まれることを怒る前にその事を避けることが
  出来なかったことをあやまる。

9.時泥棒をしない
 江戸っ子は「時泥棒は弁済不能の十両の罪」と言っていたそう・・・

10.肩書きを気にしない
  人間の本質を見る。

11.遊び心がある
  お金をかけて遊ぶのではなく腕くらべや知恵くらべなど
  ソフト面で毎日を楽しむ。

そして最後の一つ!

12.目の前の人を仏の化身と考えられるか?
  う〜ん、素敵でね。

皆さんの周りにしぐさ上手な方はいますか?
口承文化で次世代に繋げて、伝えて、背中を見せて。

そういえば・・・「素敵」は江戸の若い娘たちの造語だそうです。

では良し悪し関係なく使う「やばいっ」とか「おもしろーい」というのも
数百年後には平成の造語になるのかな・・・


※参考文献ホームページ 
NPO法人江戸しぐさ
 年齢を明確にした教育方針は大変興味深い内容です。

扇子




周りの「対」見えますか?

分断、分裂、水と油、対立、



この言葉を聞いて何を感じますか?
2つもしくは複数の混在している局をイメージされる方が多いかと思います。



自分という軸から見るとき必ずや自分の世界観という
枠を通してみているはずです。



ただ、皆同じ世界観を持っているかというと違うのです。
その世界観を本当に理解することはできないのでしょうか。
無意識のものを意識化させることがプロセスとして
見えてくると実は世界観を共有することができるはずなのです。



禅の極意は一体になることだそうです。
複数の人間が一体となって動く「一如(いちにょ)」です。



この一如・一体って?
地域であれば学校、病院などの集合体や
社会であれば企業、自治体などの組織体



もっともっと掘り下げると
提供したいサービスと自分
販売したい商品と自分
促したい気づきと自分
変化に伴う思考と自分 
自分と自分        などなど



簡単そうですがこれは難しいですね。



先日ある小売販売会社に訪問しました。
新しい新規事業のお話とのこと。
面白い切り口かもしれないと楽しみにしていきました。



が・・・正直何も伝わってきませんでした。
何をしたいのか、社会に何を訴求したいのか
なによりも販売したい商品とその方が一如になっていません。



ざっくり言えば魅力を感じないのです。

物売りから脱却したいといった矢先に
物だけが1人歩きしていました。


そして致命的なことは
現場と商品も一如になっていませんでした。
憶測と過去の経験値で紙の上だけの仮想・願望ビジネスが
ゆらゆらと浮遊していました。


これではビジネスパートナーとしての一如になるための
構築も絶対的に難しいのです。



周りを見回すと・・・。
沢山の「対」があちらこちらで顔を覗かしています。



創造していい「対」と消し去らないといけない「対」皆さんには見えますか?



あ〜それにしてもつまらない打ち合わせだった・・・(笑)


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