「The Tao of Physics by Fritjof Capra」

 ウィーンのエルダー。


個々が持っている世界観と現実との関係性を東洋思想の観点で
拓いていったその名はカプラ。しなやかな弓のように動きに
遊びがある。弓に身を任せ、風を切って僕と君の矢を宙に放とう。
       
人は産声をあげてから荼毘にふされるまでの循環を生きている。
その循環の中には無数の関係性があるのだ。


人は勿論のこと、物質や原子、そして地水火風といった四大元素ま
無限の対象物と常に時間と空間を共にしている。
その世界観をどう織り上げていこう。


織り上げていくと「対立」そんな極が立ち上がるかもしれない。
伝統とニューカルチャー。白と黒。太陽と月。天と地。
僕の眼カメラで俯瞰をするとどうなるだろう。


それは相互に欠けている時間と空間を補っているように見えて仕方がない。
僕だけだろうか。
東洋の思想で言えばタオを思い浮かべるのは。 
                   
「それは動き、しかも動かない。それは遠く、また近い。
それはすべての中にあり、またその外にある」。


すーっと。行ったり来たり。まるでメビウスの輪の中を
振り子が自由に踊るかのように。どこにいても「存在」
そのものを認めて道(タオ)に導いてくれているようだ。


その中の、その一部に君もなっている。
一瞬一瞬が全てであり、有機体として七変化していく。


どうだろう、「いま、ここ」を感じてみては。
僕と君の「場」が現れてくるはずだ。


「場とは空であり、無形でありながら、あらゆる形象を生み出す」。
場とは有機的。
「存在」をどう観て、織り上げていくかが一筋の光を持たらすのだろう。


では二人の関係性はどうなるのか。
二人の中でリズミカルに凝縮と消散のダンスを織り成す。


あらゆる形を生み出しながら空に僕と君は溶け込んでいくだろう。
気のタオやかさに身を任せて。


それは自己の内側に既にあるのだ。
「色即是空、空即是色」。


融合へ誘う旅。隣人の君と。   


「The Tao of Physics by Fritjof Capra」
 〜Respect for Fritjof Capra