「それは京都ではじまった」


題名の通り、京都発!京都初!を多方面から紹介している本です。

例えば

*ビアホール
*アニメ
*女性の文化勲章
*やまと暦
*女性映画監督
*火災保険
*そろばん塾
*小学校教育
*中学校・女学校教育
*シェイクスピア劇
*五目並べ
*ノーベル賞(これは有名ですね)

とあれよあれよ出てくる、でてくる!?

「玉の輿」(たまのこし)という言葉も京都で生まれたとのこと。
西陣生まれの桂昌院(けいしょういん)・・・五代将軍綱吉のお母様・・・が
立派な輿(こし)に乗って将軍のもとへお輿入れをしたから「玉の輿」といわれたとか。
今使われている意味合いと少し違いますね。

こちらもご存知無い方が多いかもしれません。

NPOが運営、運用する日本初放送局ラジオ局「
京都三条ラジオカフェ」です。
2003年に会員制で「市民の側から発信する自主放送」として広まっているそうです。
京都のアバンギャルドと見るひともいるとか

まだまだありますよ〜。

近年、残念なことに消えつつあり「銭湯」。
なぜか銭湯経営者は石川県人が多いとか。
そしてその経営者が京都に集まっている数が一番とのことです。

歴史を遡れば南北朝のころから応仁の乱前後に京の町にふえたようです。
平安後期に書かれた「今昔物語集」に
「京・東山鳥辺野に蒸し風呂の町湯があった」という記述から
銭湯のはしりといえる湯屋が登場したと言われているようです。

建築分野でいえば

「琵琶湖疏水事業」
ただ、疏水事業としては那須疏水(栃木県)、安積(あさか)疏水(福島県)という前例が
あり「日本三大疏水」の一つ。

明治の工法や技術を独自に工夫開発し、全て日本人で完成させた
日本初大土木事業にあたるとのこと。
京の町の人々が琵琶湖の水を引くことを心待ちにしていたのが
明治23年(1890年)4月に完成しました。

視察にきていたロシア人が、驚嘆したという竪坑(たてこう)という日本初の工法が
この疏水事業の鍵となったようです。

と、まだまだご紹介したい内容がありますが
60以上の京都発!京都初!(これもまだ1部でしょうね!)が掲載されています。

最後に・・・
ノーベル物理学賞を授与された湯川秀樹博士が京都について
語っていらっしゃいます。

「京都というところは不思議なところでね。
 非常に保守的な面があると同時に、新しいものに敏感に反応する面がある。
 山に囲まれた古い都で、閉鎖的だけれども、その抑制を打ち破るかのように
 思わぬものが出たりする」

「伝統」と「創造」、そして「新しいものとの融合」そんな息吹を
感じる、感じさせてくれる一冊です!


並河靖之七宝記念館の庭園も琵琶湖の水をひいています