あるべき姿の創造を〜どのような暮らしがしたいですか?

 「これから先のために今何をしなければいけないのか?
または何をしてはいけないのか?」


どのような場所でも沢山の人々からの声として
耳にするようになった問いです。


組織においても必ず出てくるポイントです。
また文化が違う企業が合併後には突出し
大きく立ちはだかって簡単に崩れない壁でもあります。


では社会的な視点で更に俯瞰した場合、私たちが毎日を
過ごしている「まち」にも当てはまる事にお気づきでしょうか?


「まち」は自然発生したものではないため創造し続ける対象物です。
時代と共に「まち」を取り巻く風景、自然、施設等変化してきているはずです。
では創造し続けるためには?


「まち」のあるべき姿を描くことが大切になってきます。


あるべき姿には
*しなければいけない事、やらない事を明確に
そして
*その「まち」の優位特性を伸ばす
という点も加味していかなければいけません。
いわゆる「まちのコンセプト」が必要になってくるのです。


東京の西に位置する緑豊かな国分寺市
「まちづくり」ワークショップが開かれました。


*国分寺を知る(なんと東京都のおへそに位置しているそうです)
*都市マスタープラン(20年後の将来像)
*都市計画を学ぶ


などの学びの次に
仮想の「まちづくり」を体験するワークショップが実施されました。
模造紙大に描かれている道路、緑地、農地以外を創造していくワークです。


まずは「どのようなくらしがしたいか?」を考えなければいけません。
この部分が「まちのコンセプト」になります。


どうしても、どのような施設が必要なのか?
そのためのハード面の環境はどのようにするべきか?
という対処療法的な思考が働きます。
それでは根底にある課題や問題等の解決にはならないのです。


国分寺市であれば例えば「緑豊かで歴史を感じる〜」等の
他市や他県、海外にアピールする際に
伝える文言でもあるかもしれません。


実際に1チーム10名程度の3チームで実践してみました。
結果、当たり前な事ですが全く違う3つの「まち」が
出来上がっていました。


そこに至るプロセスも全く違います。
それではそもそもの「まち」の概念が一致しているのか?
というと不透明のままいろいろな「まち」が浮遊しているのです。


その浮遊している「まち」達は幾重にも及ぶ対話から
一つのイメージを創りだすために寄り添い、離れを
繰り返しているかもしれません。


ただ、短い時間で「まち」のイメージを描き
紡ぎだしていく事は容易ではありません。


コツコツと小さな進化を年輪のように刻みながら
変化を自分達の目で見届けていきたいものです。
そしてその意識を次の世代に繋げていく作業を
途絶えさせないように努力する事も私達の仕事かもしれません。


一歩一歩、がんばれ、国分寺!